千葉県は23日、ウイルスを持ったマダニを通じて感染する人獣共通の感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」に感染した飼い猫が、県内で初確認されたと発表した。県内でペットへの感染が見つかるのは初めて。現時点で人への感染は確認されず、この猫も回復傾向にあるという。SFTSは人間が感染すると重症化する恐れもあることから、県は感染防止策の徹底を呼びかけている。
県衛生指導課によると、感染が確認されたのは屋内外で飼育されていた1歳10カ月の雄猫。食欲低下などの症状が出たことから13日に動物病院を受診し、17日に遺伝子検査で陽性と判明した。
SFTSは発症すると人間、動物ともに発熱や嘔吐(おうと)、下痢などの症状が出る。国立健康危機管理研究機構によると、国内での人への感染は西日本を中心に年100例以上報告され、近年は東日本でも増加傾向。犬や猫の発症事例は、昨年に入り茨城県や神奈川県、東京都などでも確認されている。
同課は飼い主に対し、猫は屋内飼育にとどめたり、犬は散歩後にクシをかけたりしてマダニを取り除くといった、感染防止対策を求めている。 (中田大貴)









